剛力彩芽さん(アスナル金山20周年イメージキャラクター)
「オトナ楽しい!」をテーマに20周年記念インタビュー

10代、20代、そして30代になって「今」だからこそ思う、大人未満だった頃のことや理想の大人について、剛力彩芽さんに語っていただきました。

アスナル金山20周年 オトナってよりたのしい 20歳おめでとう ありがとうおめでとう|剛力彩芽img01

20歳の時はチャレンジの連続

―剛力さんがデビューシングルのイベントでアスナル金山を訪れたのは2013年でした。当時のことは覚えていますか?

剛力彩芽(以下・剛力) 2013年だったんだ! もう10年以上前なんですね。もちろん覚えてますよ。各地をまわってイベントをするっていうこと自体が初めてだったので、お客さんがどれくらい来てくださるのかも全然想像つかなかったですし、行くまでは緊張してたんですけど、皆さんとても温かくて、優しい空気で迎えてもらって、盛り上がってくださった記憶があります。「ここ、すごい好きだな」って感じたこと、今も鮮明に覚えています。アスナルさんでやったライブ、楽しかったなーって。

―ちょうど剛力さんが20歳ぐらいの頃ですね。

剛力 アーティストとして歌い始めたのは19歳ぐらいからで2~3年。当時はドラマで主演もやらせていただいて、いろんな作品の撮影が重なることもあり、緊張しながら挑んでいたと思うんですが、自分が知らないことだらけの世界に飛び込んでいけるワクワクの方が強かった。全部楽しかったなっていう記憶しかないですね。当時を振り返ってみて思うのは、とにかく毎日が幸せで充実していました。何でもやりたい、何でもできるっていう感覚で、無我夢中にやってたんだなって。体力が無限にあったので「疲れを知らないとは、こういうことだったのか!」と思い知らされるぐらい。仕事の量は今以上に多かったにも関わらず、「大変」っていうワードは出てこないんですよね。とにかく新しいことだらけで楽しくて、すべてがキラキラして見えていました。

30代になった今と、
大人未満だった頃との違い

―20歳で大人になったという実感はありましたか?

剛力 20歳といえば大人の仲間入りっていう、イメージですよね。先輩への憧れは持っていたんですが、20歳になっても自分の中で大人になった実感はあまりなかったんです。家族には、カウントダウン乾杯でお祝いしてもらいましたよ。お酒を買ってきてくれた父親が、夜12時まで我慢できなくて「もういいじゃん飲もうよ」って。「ダメだよ、12時になってからにして」って(笑)。そんな会話をしていたことが「大人になったんだ、20歳になったんだ」っていう思い出です。

―30代に突入した今と、大人未満(20歳未満)の頃とでは、どちらが楽しいですか?

剛力 知らないことの方が多かった10代の頃よりも、20歳になってからの方がいろんな経験をして、たくさんのことを知っていく。そういう過程ですよね。でも20歳ぐらいだと「まだまだ若いね」って言われていましたし、早く大人になりたい自分もいる。大人の仲間入りがしたいっていう感覚もありました。子どもでも大人でもない時期だから、一番もがいていたかもしれない。もちろん楽しかったけれど、悩んだ時期でもあったなと思います。そんな大人未満を経て、大人になってから、より楽しくなりました。30代をこえてから、やりたいことが増えているんですよね。 大人未満の頃にしか経験できない楽しさもありましたが「あれもしたい、これもしたい」って無我夢中だった時に比べると、30代になってからは、なんかこう自分の中で明確な何かが見えてきたり、挑戦したいことも細かく自分で目標設定できるようになったり。そういう意味では、全部が経験ですよね。もちろん失敗や悔しい思いをしたり、泣いたりもしてきてると思うんですけど、あんまりその辺の記憶がないっていうか……。大人未満を経験したからこそ30代があるんだろうなって思うし、全部の年代のその時々で、「楽しいんだな、自分」っていう(笑)。そこはほんと良かったなって思うことしかない。結果、今の自分があって、明確な意見や思いを持てるようになったのは、ちょっと大人になったポイントなのかなと思いますね。

CM撮影の様子

CM 撮影の様子

とにかく洋服が大好き、
買い物に行くだけでワクワク

―20周年を迎えたアスナル金山は、皆さんがショッピングに来られる商業施設です。お金の使い方というのは自己表現の一つだと思うので、ぜひ剛力さんのお金の使い方やショッピングの仕方、ファッションの変化について聞かせてください。

剛力 「お金の使い方が自己表現」っていう言葉、格好いいですね。私はとにかく、幼稚園生の頃からお洋服が大好きなんですよ。もう、お仕事も洋服を買うために頑張るというか、ご褒美なんですよね。幼稚園児や小学生の頃はすごい人見知りで、人前で話すのがすごく苦手。人見知り自体、多少はなおったんですけどね。このお仕事をしていると小学生、中学生、それから高校生の時もオーディションへ行って自分がチャレンジする時に、一番お気に入りの服を着ていくと本当に自信が持てたんですよ。私の中で、自分を一番表現するものがお洋服っていうのは、今も実はあまり変わってなくて。お洋服は相棒みたいな感じなので、私を表現する一つのもの。定期的にショッピングしないと、もう「はぁーー」ってなっちゃうくらい(笑)。買わなくても見ているだけで楽しくて、その場に行くだけでワクワクするっていう癒しの時間だったりもするんです。

―ショッピングの価値観というのは大人未満の頃と、大人になってからも変わらない?

剛力 高校生の時から雑誌のモデルをやらせていただいて、雑誌の専属モデルを始めてから自分がどう見られるかっていうところをすごく意識し始めたと思います。もともと洋服大好きだったけど、自分自身を表現できるものの一つになったのが、高校生の16~17歳の時。そういう意味では、お洋服の買い方とかショッピングの仕方とか、あまり変わってない気がします。他に、お金の使い方っていうことでいうと、人をサプライズするのが大好きなので、人に喜んでもらえる、表情を想像しながらプレゼントを買いに行きます。昔っからそうなんですが、そういう瞬間を楽しんだり、お金を使ったりするっていうのも10代の頃から今まで変わってないですね。

―最近「わぁ、これいい!」っていう買い物しましたか?

剛力 なんだろう?ほんとに洋服ばっかなんですが、最近はライダースを買いましたね。大好きな洋服はやっぱり買い続けちゃうんですけど、自分が30代に突入してからは、40代・50代・ 60代ってずっと着られるもの、長く愛せるものを意識して買うようになったなとは思います。もちろん流行を取り入れているんですけど、結局ワンシーズンで終わっちゃったらもったいないから。自分が好きなもので、ずーっと長く愛せるものっていうのを意識するようになったって、すごい感じますね。

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剛力さんにとって
「大人」とは何ですか?

―もし今、剛力さんが20歳になったばかりのご自身に、声かけられるとしたら?

剛力 「そのまま進めー」「いいぞー」って、言いたい。どの年代を振り返ってみても、一つでも違う方向に進んでいたら今の自分はいないんだろうなって思うから。当時は何かに悩みながらやっていたと思うんですが、そういう瞬間があったからこそ今があるので。そこは「ずっと笑顔で進んで。間違ってないよ!」って言いたいですね。

―最後に、剛力さんにとって大人って何でしょう?

剛力 大人って、何でしょう、ね? 一言で表せたらめっちゃ格好いいなって思うんですが……。こうして自分の10代、20代を振り返ってみると、むしろ今の方が甘えられてると思うんですよね。30代になってからの方が、周りの人に甘えたり、自分の気持ち伝えたりということができてる気がします。それって、いい意味で自分らしいというか、背伸びしてないありのままの自分だなって感じられるんです。もちろん10~20代の背伸びしたい気持ちって、すごいわかるんです。早く大人に見られたいって思っていた自分がいたから。それが大人になるにつれて、肩の荷が下りたみたいに、何かがゆるくなっていく。こんなにリラックスして良いのかなって思うぐらい。家族や友達の前だけじゃなくて、仕事仲間もそうです。出会うべくして出会った人、大切だなって思う人たちに対して素直に甘えられる自分というのは、意外と大人なのかなって。弱いとこを見せられるのは、ある意味で大人の格好よさなのかもしれない。もちろんやるべき時はやんなきゃいけないですけど。そういう大人は格好いいんじゃないかなって、最近感じるようになりました。

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